HiRo_HiDeO’s blog

介護について分かりやすく伝えたい

地域密着型サービス:認知症対応型通所介護

こんばんは🌉ヒロです🍀

今回は、認知症対応型通所介護について書いていきたいと思います。

 

認知症対応型通所介護とは】

 認知症対応型通所介護とは要介護状態となった場合においても、認知症である利用者(認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者を除く)が可能な限り自身の居宅において、持っている能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持や機能向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図る目的で提供されるサービスです。

 つまり、認知症の方に限定した小規模な通所介護サービスです。一般の通所介護では施設側が認知症の方に対応しきれていなかったり、スタッフや環境になじめなかったりすることがあります。しかし、「認知症対応型通所介護」は、認知症の方へのケアを提供することを目的とした事業所であるため、専門的なケアを受けることができます。何かのプログラムをもって残された身体機能を維持するというよりも、利用者本人が楽しく通い続けることができるように工夫がされていることから、認知症の方に合ったサービスが提供されます。

 例えば、認知症の方は昔のことをよく覚えていることから、昔のおもちゃなどを用意する回想法や、昔の童謡などを利用した音楽療法などです。

 

認知症対応型通所介護の施設の種類】

 認知症対応型通所介護を提供する施設は、認知症の利用者を対象とした利用定員12人以下の通所介護事業所(デイサービスセンター等)で、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設等に併設されているもの(併設型)と、認知症対応型デイサービスとして単独で設置されているもの(単独型)、グループホームのリビングや食堂の共用スペースで提供する(共用型)があります。 いずれの場合も、送迎サービスがついています。

 

認知症対応型通所介護のサービスの内容】

 認知症対応型通所介護のサービスの具体的な内容は、脳血管疾患、アルツハイマー病等により記憶機能等の認知機能が低下し日常生活に支障が生じている要介護者に対して、デイサービスセンター等において、入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練を提供するサービスです。2006年4月の介護保険制度の改正により、地域密着型サービスの一つと位置づけられました。

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 地域密着型サービスは、認知症高齢者や中重度の要介護者が、住み慣れた自宅や地域でできるかぎり生活が続けられるように、地域ごとの実情に応じた柔軟な体制で介護サービスが提供されるしくみです。地域との連携や運営の透明性を確保するために2016年からは運営推進会議の設置が義務付けられています。

 サービスを提供する事業所の指定や指導監督は市町村で行います。このため、原則として、このサービスを利用できるのは、事業所がある市区町村の住民です。

 

認知症対応型通所介護の対象者】

 認知症対応型通所介護とは、認知症と診断された要介護1以上の方で、事業者と同一の市町村に居住している方が対象となります。

 なお、要支援者は、介護予防を目的とした「介護予防認知症対応型通所介護」が利用できます。

 

【要介護区分によるサービスの利用について】

 要介護度が要支援1と要支援2の高齢者は、「介護予防認知症対応型通所介護」のサービスを、要介護1~5の高齢者は、「認知症対応型通所介護」サービスを利用することができます。

 

 要介護度が要支援1と要支援2の高齢者は、「介護予防認知症対応型通所介護」のサービスを、要介護1~5の高齢者は、「認知症対応型通所介護」サービスを利用することができます。

 

【さいごに、、、】

 認知症対応型通所介護は通常のデイと違い少なく、市区町村によってはない場合もあります。

 サービスがあったとしても事業所がある市区町村に住んでいる方しか利用ができないので、検討している場合は担当のケアマネジャーにご相談いただけると幸いです。

 

最後までみていただきありがとうございます✨

では、また👋         🍀ヒロ🍀