HiRo_HiDeO’s blog

介護について分かりやすく伝えたい

施設サービス:介護老人保健施設(老健)

こんばんは🌉ヒロです🍀

今回は、老健について書いていきたいと思います。

 

【介護老人保健施設老健)とは】

 介護老人保健施設とは、要介護者であって在宅復帰を目指している方を対象とし、可能な限り自立した生活を送ることができるよう、リハビリテーションをメインとする施設です。略して「老健」とも呼ばれています。施設によっては「老人保健施設」、「介護老人保健施設」と名称が混在していますが、どちらも同じサービスを提供する介護保険の給付対象施設です。日常の介護を受けながら、理学療法士作業療法士言語聴覚士などによるリハビリ、医師や看護師による医療を受けられます。


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【介護老人保健施設の特徴】

 介護老人保健施設特別養護老人ホーム(以下、特養)と同様に、公的な介護保険施設の一つです。病気やけがで入院し、病状が落ち着いたもののすぐに自宅に戻ることが困難な方が、入所の対象となります。介護老人保健施設は在宅復帰を目指す施設であるため、入所期間は概ね3カ月から6カ月程度と短期間です。もちろん、リハビリの進みが遅く、回復に達していない等の理由から自宅に帰れず、長期滞在になる場合もあります。要介護認定で要介護者と認定された場合、施設のケアマネジャーが作成するサービス計画に基づいてさまざまなサービスが利用できますが、万が一、入院治療が必要になった場合は退所となります。

 介護老人保健施設の居室は、1室あたり定員は4人以下ですが、2人部屋や個室も多くあります。また、現在の介護老人保健施設は、特養と同様、居宅に近い居住環境で日常生活を営めるようにユニットケア※1を提供しています。その場合、1ユニットごとに常時1人以上、夜間及び深夜は2ユニットごとに1人以上の介護職員又は看護職員が常駐する必要があります。

※1:ユニットケアユニットケアとは、施設に入居している利用者一人一人に尊厳のある個別ケアを目指した介護の手法のことを言います。具体的には少人数のグループを1つのユニットとして同じメンバーで生活し、決まったスタッフがケアを行います。

 介護老人保健施設では、このような入所して利用できるサービスに加えて、一時的に入所して、その間に要介護者のお世話をしている家族の方が休みを取ることができる、短期入所療養介護(ショートステイ)や日帰りでリハビリテーションを利用する通所リハビリテーションデイケア)といった、介護保険の給付対象となるサービスが利用できます。

 

【介護老人保健施設の入所基準】

 介護老人保健施設は病状が安定していて入院や治療の必要がない、要介護度1以上の方が入所可能な施設です。医師の常駐や、看護師による日中・夜間24時間体制での管理が行われており、医療依存度の高い方(胃ろう・じょくそう・酸素療法・酸素吸入)でも安心して入所することができます。

 介護老人保健施設では、医療費が施設負担になるため、内服薬が多い人や、高い医療処置材料を使用する必要のある方は、入所できないケースが多いようです。入所する前に医師へ相談していくことで、解決できることもあります。

 

【さいごに、、、】

介護老人保健施設は、上記で説明したように基本的に自宅へ戻る施設です。病院に入院中、退院のお話が出た時にまだ自宅は難しいと思ったら相談員や担当医にこういう理由で自宅に戻るのが不安である旨をお伝えしていただければ対応していただけると思います。

 

最後までみていただき、ありがとうございます✨

では、また👋            🍀ヒロ🍀