HiRo_HiDeO’s blog

介護について分かりやすく伝えたい

地域密着型サービス:小規模多機能型居宅介護

こんばんは🌉ヒロです🍀

今回は小規模多機能型居宅介護について書いていきたいと思います。

 

【小規模多機能型居宅介護とは】

 小規模多機能型居宅介護とは、中重度の要介護者となっても、在宅での生活が継続できるように支援する、小規模な居住系サービスの施設です。デイサービス(通い)を中心に訪問介護(訪問)やショートステイ(泊まり)を組み合わせ、在宅での生活の支援や、機能訓練を行うサービスです。

 2006年4月の介護保険制度改正により、今後増加が見込まれる認知症高齢者や中重度者ができる限り住み慣れた地域での生活が継続できるように、新たなサービス体系として地域密着型サービスが創設されました。

 

【小規模多機能型居宅介護の利点】

 小規模多機能型居宅介護は、1つの事業者と契約するだけで、「通い(デイサービス)」を中心として、要介護者の様態や希望に応じて、随時「訪問(訪問介護)」や「泊まり(ショートステイ)」のサービスを、組み合わせて利用できます。中重度となっても在宅での生活が継続できるように支援するものです。

 小規模多機能型居宅介護のサービスが創設される前では、「通い」「訪問」「泊まり」などの介護サービスをそれぞれ別の施設で受けていました。そのため、それぞれの場面で利用者に対応するスタッフが異なり、馴染みの関係やケアの連続性が保たれないなどの問題がありました。

 特に認知症高齢者の場合、記憶や認知機能の障害のために、自分のいる場所がわからなくなったり、周囲の環境の変化に対応ができなくなったりなど、不安や混乱を招き、症状の悪化を引き起こす場合もありました。

 小規模多機能型居宅介護を提供する施設は、地域に根ざした小規模の施設であるため、「通い」「訪問」「泊まり」等のサービスを、同じスタッフが提供しますので、連続性のあるケア、安心感が得られるでしょう。

 尚、小規模多機能型居宅介護に訪問看護がプラスされたものは、「看護小規模多機能型居宅介護」となります。詳しくは、次回の「看護小規模多機能型居宅介護」をご覧ください。

 

【小規模多機能型居宅介護の対象者】

 小規模多機能型居宅介護は、要介護の認定を受けた方で、事業者と同一の市町村に住んでいる方が対象となります。

 なお、要支援1あるいは要支援2の方は、「介護予防小規模多機能型居宅介護」のサービスが利用できます。

 

【さいごに、、、】

 小規模多機能型居宅介護は認知症等の忘れやすい方が馴染みの職員が対応することで少しでも長く住み慣れた自宅で過ごせると思いますので小規模多機能型居宅介護も頭に入れていただき、選択肢に入れていただければ幸いです。

 

最後までみていただきありがとうございました。

では、また👋                                     🍀ヒロ🍀